博多湾の中央にある小さな島
能古島と聞いてすぐにどこのことかわかるのは、
九州や福岡に詳しい人ではないかと思われます。
九州には奄美大島や壱岐島、屋久島や種子島といった有名な離島がたくさんありますが、
福岡県にも博多湾の真ん中に「能古島」という小さな離島を持っています。
能古島は離島といっても福岡からの距離も近く、フェリーを使えば10分程度で
ついてしまうのであまり島というような雰囲気は多くありません。島の大きさは周囲12km程度、
人口は約800人と小さなところで観光名所として島全体が機能しています。
島の中には弥生時代のものらしい古墳や遺跡が数多くあり、今も土を掘り返すと
何らかの遺跡や黒曜石の塊を見つけることができるといった特徴も持っています。
万葉集にも能古島は記載があり、防人がこの島に配置されていたというふうに
伝えられていることから、福岡や九州の歴史にとっても重要な場所であったことがわかります。
能古島にはいくつかの観光用施設がありますが、
その中でも代表的なのが「能古島アイランドパーク」です。
能古島アイランドパーク内では季節ごとの豊かな花々の様子を
海に囲まれたロケーションとともに眺めることができます。
能古島アイランドパークでの楽しみ方
能古島アイランドパークは昭和44年から開園している自然をテーマにした観光施設です。
ベストシーズンはやはり春先の最も多くの花が咲く時期のことで、3月末~4月上旬頃の
桜の見頃に合わせて観光ツアーも多く組まれます。
能古島アイランドパークの中では桜も多く植えられており、
昼間だけでなく夜桜の美しさも多くの人に見てもらうために
ライトアップ演出と開園時間の延長などが行われます。
園内の面積は15万平方メートルとなっており、
海を背景にする形でたくさんの花畑が作られています。
桜ももちろんきれいなのですが、春先には海を背景にした
色とりどりの花の絨毯が見られるのでただ散策するだけでも
十分に楽しむことができるという場所になっています。
園内には動物園やアスレチックなどもあるので、
自然をみるとともに福岡の海と風に触れながら体を動かすことが
できる楽しみもあります。
動物園といってもトラやクマのような大型動物ではなく、
直接触れることができるうさぎやヤギといったおとなしい動物が
中心となっているので、子供と来たときにもおすすめです。
博多の町並みを再現した「思ひ出通り」
もう一つ能古島アイランドパークの目玉になっているのが
「思ひ出通り」という博多の過去の町並みを再現したアトラクションです。
昭和の時期には当たり前に存在していたような古い商店街や
それらで売られている駄菓子、雑貨などを眺めることができるので
そこだけタイムトラベルをしたような不思議な感覚になります。
人気となっているのが「能古島サイダー」という島限定で販売されている飲み物で、
レトロな雰囲気の残る瓶で飲めば気持ちも子供の頃に戻れます。
島の中にはそのまま泊まることができる宿泊施設があったり、
博多湾で採れる海産物をそのまま料理するレストランなどもあるので、
1日をかけてずっと能古島観光をしていくこともできます。
小さな島ですが驚くほどの観光名所があるので、
ぜひ一度ガイドブックなどを詳しく読んでみることをおすすめします。